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はねうまのマレビト 高田駅編

高田駅のマレビトは高校生

今回は、高田駅周辺の、マレビトの旅です。11月で日暮れが早いせいか、駅がライトアップされて、遠目で見て、美しく綺麗でした。あらためて見ると、高田駅って、お城を意識した作りだったのですね。夕方、学校帰りの学生さんが多く見られました。じくの家ってなんでしょう? 学生さんが行く「じく」とは、なんぞ???

有名すぎる? 高田の雁木(がんぎ)通りは、家の屋根をのばした長い庇(ひさし)が連なった通りです

ところで、江戸時代、豪雪地帯に城下町を作ったお殿様の影響で、雁木づくりの家が生まれたと聞きます。雁木通りを歩いていると、町家交流館として当時の建物が残されていました。こうした町家には人が大勢出入りするので、道を確保しなきゃならなかったのだな、とわかりました。現代は車社会ですけれど、雁木は、歩く人に優しいので、街歩きが好きな方は、高田駅で降りて散策すると、楽しいと思います。

上越歴史博物館へ行ってみるのもおすすめです

これは、私が別の日に、上越歴史博物館へ行って感じたことですが、上越地域は、「日本初の〜〜」が、案外多いです。日本初の石油パイプラインが敷設された地だったり、スキーが初めて伝わった地だったり。高田に限定せず、上越地域の歴史を広域に見た時、パイオニア精神を持つ方が多いように感じました。あくまで私見ですが、「名より実を取る」的な感じを抱きました。冬は、豪雪に閉ざされてしまう陰鬱なイメージもありますが、忍耐強さが養われてきたであろう、高田の城下町の歴史は、探っていくと興味深いです。上越歴史博物館HPはこちらへどうぞ

はねうまのマレビト 上越妙高駅編

JR北陸新幹線が停車する駅

上越妙高駅は、えちごトキめき鉄道と、JR東日本・JR西日本の北陸新幹線が乗り入れている駅。西口と東口がありますが、今回のマレビトさんは、西口へ降りて行かれたようです。西口には、ホテルや温泉、飲食チェーン店、美味しいお店が集まるフルサットというコンテナ街があります。道路を越えると、広い緑地がありますが、そちらは、「釜蓋遺跡公園」といい、斐太遺跡群の一つとして、国から指定されています。

いにしえビトからの、メッセージ?

釜蓋遺跡は、新幹線駅の誘致があって、土地を調査している時に、見つかった遺跡です。それにより、頭を抱えた方々もいらしたと思います。しかしながら、新幹線駅の目の前に、遺跡が見つかるなんて、あまりないこと。いにしえビトからこの地方への、何らかのメッセージなのかしらと、深読みしてしまいます。妄想で、旅の楽しさ倍増です!

遺跡が見つかったのは、偶然?

ちなみに、釜蓋遺跡は、弥生時代中期〜古墳時代前期の集落跡だそうで、糸魚川のヒスイが多く出土するだけでなく、長野や北陸方面由来の土器や石器も出土しています。昔から、北陸地方や長野方面をつなぐ、要所だった可能性が高いのです。だとすれば、ここに新幹線の駅ができたことは、偶然ではなく、必然だったのかも知れないと、感じました。

まだまだ、発展途上の感がある、上越妙高駅。遺跡という宝物を抱えて、どのように進化していくのか、楽しみです。

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はねうまのマレビト 直江津駅編

初めて通った裏通り

直江津駅のマレビトの旅は、表通りとはまったく趣きの違う、レアな道を通ることになります! あえてここを通るの? と思うかもしれません。裏道が好きな方は、ワクワクするでしょう。ただ、住宅もあるので、用がないのに歩いていると、怪しまれるかもしれません。なるべく、サッと通り抜けたい道もあります。

思いがけない出来事

私事ですが、上記の写真にある丸窓の通路に、椅子があり、コーヒーを飲んでいたら、女の子に声をかけられたんです。「お財布を忘れて家に帰れないので、高田まで行くお金を貸してくれませんか」と。スマホは持って来ても、現金を忘れる……ていうのは、現代人のあるあるかもしれません。見ず知らずの人に頼むのは、私も驚いたけど、なかなか勇気が行ったことでしょう。ちなみに、お返し不要でお渡ししちゃいました^^;ご対応間違っていなかったかな?

祖母との思い出と記憶をたどる旅

話しを戻しますが、主人公のモエちゃんは、おばあちゃんの遺品整理がきっかけで、直江津駅へ来ます。私たち読者も、モエちゃんと一緒に、夢やまぼろしを見るように、昔の直江津を体験します。脳内に歌が流れ、一本の映画を観たように感じました。まぼろしを追いかけるくだりは、さすがに長距離でしたので、脳内の想像で補いました(*^^*)。