おすすめ本のコーナー」カテゴリーアーカイブ

第四回おすすめ本のコーナーは「元年春之祭」陸秋槎さんの著作です。

「元年春之祭」(がんねんはるのまつり)、陸秋槎(りくしゅうさ)著

前漢時代の中国×本格ミステリ×百合のかけあわせ、もっと言うなら、星×信仰×古典文学×青春も、加味されています。

私が購入したのは、ハヤカワ・ミステリ新書版で、ビニールカバーがかかっているものでした。

読むのがもったいなくて、謎解きも難しくて、3年がかりで持ち歩き、大事に読み進めました。

「読者への挑戦」は、目の付けどころは良かったんだけど…って感じでしたね。面白かったです!! 

中国の古典文学と本格ミステリ好きには、特におすすめしたい一冊です。

第三回おすすめ本は「植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫」田中 修 先生の著作です。

感想

こちらの「植物はすごい」は、植物の在りようを、身近なことを織り交ぜ、科学的に解説してくれて、時に情緒的かつユニークな感じもあり、とてもよみやすい本です。最初から順番に読むもよし、読みたいところをひろって読むもよし、オラクルカードを引くみたいにぱっと開いたページを見るもよしで、パラパラとめくっただけでも、読み応えがあります。

たとえば、

「『雨に濡れた桜の葉から、桜餅の香りが漂ってきた』ことに対して、『緑の葉っぱをもぎとって香りを嗅いでも桜餅のにおいがしないのに、どうしてなのか』の考察で、クマリンという物質が香ること~クマリンを発生させる物質の説明~葉っぱに傷がついたときに香りが出ること~香りは虫が嫌がる香りであること~桜の木は、虫にかじられた時に嫌な香りを出して葉っぱを守ろうとしていること~古い落ち葉からも同じ香りがすること~落ち葉が腐葉土になって、木に栄養を与えることで、親である桜の木を守っていること~」

など、内容についてだけ触れると難しそうな内容でも、わかりやすく綴られています。

遅ればせながら、私の場合、「植物は、気に入った環境で、すくすく育つ」と少なからず感じていまして、「植物って素直だわ」という思いで、こちらの本を手に取ったのです。読後はというと、「植物は賢いんだわ」という感想をもちました。自らが動けない分、あれこれと策を講じて、命を繋いでいこうとする姿は、「植物はすごい」のタイトルがぴったりです。

先日、樹齢1200年の杉の木を見てきました。そのような大樹を目の前にすると、普段は花木の面倒を見てるつもりの私も、逆にこちらが、守ってもらいたくなるものですね。枯れてしまう木や切られてしまう木もあった中で、それだけの年数、生き残ってきた木ですものね。杉の木なりの生きる知恵が、あったのでしょうね。

21世紀も、もうすぐ四半世紀が経ちます。田中修先生が教えてくださったように、植物たちと仲良くなり、お互いに恩恵を与え合って、共に暮らしていけたらいいな、と感じさせてくれる本でした。

カリスマ youtuber のりんご さんを真似て、買ってきた野菜をリボベジしてみました。その1

小松菜、ちぢみほうれん草、水菜、白菜、大根、かぶ などを再生栽培した記録です。

私が「リボベジ」を知ったのは、youtuberの「のりんご」さんの動画を見たのが、きっかけでした。のりんごさんは、スーパーで買った野菜から種をとって育てるのが上手で、53.6万人もの登録者がいるんですよ。グリーンサム(植物を育てるのが上手な人)に憧れる私にとって、神様みたいなかたです。書籍も出版されていますので、下のほうに、バナーを貼っておきますね。

というわけで、今回は、野菜の食べない部分、いつもなら、捨ててしまうところを使って、リボベジ(リボーンベジタブル)をした記録になります。

リボベジのために、わざと実を数センチ残して切るようなことは、していませんので、ガチでいらないところからの、再生栽培です。

なので、途中で腐ってしまったりも。水菜はとろけて失敗しました。白菜も新芽が出たのですが、微妙な感じ。小松菜は、今のところ順調です。ちぢみほうれん草は、初めての試みだったので、これからどうなるか、どこまで成長するか、楽しみです。根っこが出てしっかりしてきたら、畑に植え替えてもいいと思っています。

冬は、葉物野菜がおいしくなる季節です。スーパーで買って、再生栽培もできて、二度楽しめるなんて素敵。菜っぱ好きな私はとくにそう感じます。もし食べないとしても、育てることで、野菜の不思議、生命の力強さを感じられて、よいなぁと思います。

その2

のりんご さんの書籍「YouTubeでわかる! スーパーで買った野菜・果物で家庭菜園」の詳細はこちらになります。↓