はねうまのマレビト 二本木駅編

今回のはねうまのマレビトの旅は、ラジオパーソナリティのさくらさんが主人公です。さくらさんは、リスナーさんの葉書の内容を確かめるために、二本木駅へやって来て、自分が選んだ人生、選ばなかった人生、それぞれについて振り返り、想いを馳せることになります。

スイッチバック switchback

私自身は昔、関東から電車で帰省の際、長野駅で信越本線に乗り換えて、新井駅で下車していました。電車はその間、二本木駅でいったんバックし、少し停車します。自分にとって、二本木駅は、次で降りるための準備ができる駅でした。

大人になり、故郷へ戻ってからは、好んで二本木駅を使うようになりました。なぜかといえば、新井駅よりも駐車場が広くて近いのと、電車賃を少しでも浮かせられると思ったからです。駅構内に地下道があることも、都会っぽくて、好きでした。

戻るのは、先に進むため

スイッチバックは、英語でswitchbackと書き、急勾配の坂を登るためのジグザグ鉄道という意味があります。二本木駅は、ジグザグな坂道を登ったり降りたりするために、必要な設備を備えているのです。上り坂や下り坂を、ジグザグしながら、進んで行く……そのために、一度戻るのは、先に進むために必要だからなのですね。

この旅を通じて、スイッチバックのことを詳しく知り、人生をオーバーラップさせてみて、私はまた、二本木駅を好きになりました。

二本木駅(にほんぎえき)は、新潟県上越市中郷区板橋 にある、えちごトキめき鉄道(ETR) ・日本貨物鉄道(JR貨物)のである。新潟県内の鉄道駅において唯一スイッチバック設備を有する駅である 。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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